「他力本願」

子育て

私の父はテレビを観ていてアナウンサーの「他力本願」という声を聴くと テレビ局に投書していました。他人の力を借りて物事が成就するという意味で使われたのだと思いますが、私たち浄土真宗では自力は人間の力で他力は阿弥陀如来さんの力を指します。お寺のお説教に通っていた父にとっては簡単にテレビでこんな使い方をするのが許せない感じでいつも怒っていました。私たち家族もまた始まったと冷ややかに静観していました。

今、人生のどん底を体験している私のとっては正に目に見えない存在を感じていますし、なんとなくいいふうになると信じています。

なんか導かれている気がしています。父母のおかげで小さいころから浄土真宗の教えが沁みついています。有難いことです。以前、お会いした中山康雄先生にこんな話をお聞きしました。信じるには3つのタイプがあります。

信じる⇒信じ切る⇒信じ応する。の3タイプです。

一滴も不安・不信も思わずただ信じる宗教の世界です。

なんとなくうまくいくと信じるのも信じ応する気持ちで信じる。

こんな風に私は思います。

 

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